倉庫を購入することは、所有者がその使用方法を自由に決められるなど多くのメリットをもたらします。
内装の変更や必要な設備の導入が可能で、不動産価値を活用して賃貸や売却から利益を得ることもできます。
また、金融機関からの融資を受ける際に担保として利用できる上、固定資産として減価償却を行い税務上の経費として計上することが可能です。
賃貸物件のように賃料の上昇に悩まされることもなく、長期的なコスト管理に有利です。
逆に倉庫を購入する際のデメリットには、高額な初期費用が挙げられます。
これには物件の購入価格のみならず、造作費用、登記費用、印紙代、不動産取得税など多岐にわたる費用が含まれます。
さらに、一度購入後は市場の状況変化への対応が難しく、将来的に倉庫が不要になった場合、貸出や売却先を見つけるのが容易ではなく、使用しない資産を保持することが企業にとっての負担となります。
また、賃貸時には貸主が負担する躯体メンテナンスのコストも、所有者としては自身で負担しなければならず、固定資産税を含めた維持費も継続して発生します。